いきる

2003年5月7日
 精一杯 いきる 

 倒れて うごけなくなるまで

、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 
 私は 親に 似ていない。

 祖母に そっくりだと いわれる。


 気配りや行動力 抜群で
 好奇心旺盛で
 珍しい物好きで
 人が思いつかないようなことを思いついて、
 実行にうつしてしまうところ

       (ここまでは 私も祖母も一緒♪)

 優しくて
 料理が上手で
 綺麗で
 色っぽくて 

 毅然としていて
 頭をあげて 前をしっかりと見ていて
 厳格で
 何にも屈しない勇気を持っていて
 自分を大切にしていて

 季節を感じて
  料理をつくり
  お祝いをして
  笑って
  楽しんで
  おいしいものを たくさんつくって
  おすそわけして
  みんなで楽しんで
  みんなで感じて

 子供に対しては
  平等 と
  思いやり と
  自分の意志を明確にもつこと 
  自分が守るべきものは何か
  年下の子供たちには、
    どう接し、どう導いて行けばいいのか
  年長者に対しては
    どう接し、自分の意見をどう伝えればいいのか
  自分の役割は何か
  自分がすべきことは なにか
  自分が してはいけないことはなにか
  自分が何をしてもよいのか

 家族に対し、愛情を示すにはどうしたらいいのか
 たいせつなひと
 たいせつなもの
  どうやって気持ちを伝えれば いいのか
  どうやって守ればいいのか

 自分の気持ちをどうやってあらわしたらいいのか
 いつも教えてくれた


 一筋で
 一途で
 自分の意志を曲げず
 ハッキリとものをいい
 頭脳明快・理路整然
 即断即決・情厚義堅

 
 厳しくて 口うるさいけど
 愛情たっぷりに見守ってくれる

 そんな祖母でした。
 ・・・
 ・・・
 ・・・たしかに そっくり。。。  


 そう考えると
 私が祖母と一緒にいられた時間は
 長いものではありませんでしたが、
 いろいろなことを
 知らず知らずのうちに教わり
 身に付けていたのだなぁ、と感じます。

 だから、似ているのかもしれない
 大好きな祖母に。
 
 親類が祖母のことを話すとき
 必ず言葉をにごすことがあるけど、
 私は
 祖母がきついことをいう時は
 必ず歴然とした理由があることを理解していたし
 確固たる信念のもと
 発言していたのも知っている。
  
  相手の意見を否定するわけではなく
  尊重し、
  自分の意見を述べて
  相互理解を試みていたことも知っている。

 親類には、それが理解できなかったんだろうな。

 祖母がボケ始めて
 病院に入院させられ
 養護施設に行っていたことを私はしらなかった。
 聞いても、誰もが言葉をにごし口を閉ざした。
 嘘を教えられて、半信半疑のまま、私は信じた。
 「たぶん祖母は幸せに暮らしているのだろうな」
 と勘違いしていた。

 葬式のとき、親も親類もみんな
 最後はこうだった
 自分は、死に際に会えてよかった、満足した
 とか なんとか 話していた。

 なにか違うと感じていた。

 違和感の正体がわかった。
 祖母の病気を
  隠されていたこと
  だまされていたこと
 騙されていた自分に腹が立っていたんだ。
 騙した両親に腹を立てていたんだ。

 (家族はその後、また親類の件で私を苦しめるのだが。。)

 そうしようとした経緯は わかる。
 そうした気持ちも わかる。

 だ けれども
 
 私の気持ちは?
 私の気持ちは考慮されなかった?
 私が
 何を
 どういう風に考えるのか
 考えてもらえなかったのか?

 それとも やはり
 
 私の行動力を恐れてのことだろうか?

 たぶん、私は
 祖母の置かれている立場を知ったら
 間髪いれず
 助けにいっただろう!

 自分ができることを 実行に移したと思う。

 あなどっては いけない。
 私はそういう時の行動力は 人並み以上にあるのだ。
 たぶん、祖母を助けるために
 ありとあらゆる手を 駆使していた。

 入院しているなら、できる限り見舞いに行き
 少しでも祖母の病状を 良くするために
 話しかけ、手足を動かし
 少しでも刺激を与え
 病気の進行を阻止し、回復を謀っただろう。

 養護施設にいれられていたら
 退所させ、引き取って面倒をみていただろう。
 養護施設に入居させるだけのお金があるのなら
 自宅での介護も可能なはずだ。
 養護施設に入居させた理由は
 昼間面倒を見ることができる人間が
 いないことが原因だったのはわかっている。
 そんなものは、簡単に払拭できる。
 要は要領なのだ。
 手間隙を惜しむから、そう考えてしまうのだ。
 文明の利器がある。
 自分の頭脳がある。
 それをフル回転させるだけでいい。
 それだけでかなり改善できるはずだ。
     愛情
 それがあれば、なんでもできる
 それを実践して教えてくれたのが祖母だから。
 祖母は私にそういうことを教えてくれたのだから。

 人が困っているときは助けてあげましょうね
 人の気持ちを考えて行動しましょうね
 自分にできることは何か考えましょう
 できることがあるのなら やってごらんなさい
 無関心をよそおっていたり
 知らんぷりをしちゃだめ
 きちんと自分で考えて決断して実行しなさい

 悔しいなぁ T-T。
 実の子供たちには、
 どうしてそれがわからなかったんだろう?

 孫の私にでさえ、わかるのに。

 わたしは やはり 変り種 なのかな?

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