次、出航したら、生きて帰ってくるつもりはない

憂いはすべて過ぎ去った。

前途洋洋たる未来がそこにはまっているだけ




後ろを振り返ることなく、未来を視て

己の居場所を求めて、私は旅立つ

助けを求めたが、実の親すら、私を見捨てて逃げて行った。

そんな親に対し、信頼も信用も失くなった。

親を許そうと思えない。

親が助けを求めても、助けようとは思わない。



振り返れば、私の心を無視し、無碍(むげ)に扱う親だった。












私は、そんな親のために、此処に残ったのか?
そんな自分に気付き、憤懣やるかたない。

だから、此の地に残ったとき、理不尽なものを感じ、違和感を感じたのか
「どうしても、此の地から去るべき」
「此の地に、(親のために)いる必要はない」
「すぐ、此処から離れるべき」
と何度も強く感じていたのば、そういう理由か

自分を守ってくれる者は、解かっていたんだな、それが。

解かっていなかったのは、自分自身か。

笑止千万。

そういうことだったのか

あの、胸が焼け、動くべきという、とてつもない焦燥感は

その時の気持ちや感情を押し殺して、此の地に残ったけれど
それだから、苦しかったのか。
それだから、答が見つけられなかったのか


だから、こんなにも 長く 苦しむことになったのか




最後まで笑って生きようと思う。
謎がすべて解けたのなら、憂いなく歩を踏み出せる。
躊躇なく。



あとは、時刻をまつだけ


怒鳴るのを止められない 

警察を呼べばいい 

録音しておく




第3者が、いなくなった時点で
怒鳴り始め、
怒鳴るのを止めないのならば、

警察を、呼べばよかったんだ。
通報すれば、よかった。
「殺されそうで、怖い」って、通報すればよかったんだ。

第3者の目がなければ、何をしてもいい
ばれなければ、なにをしてもいい
誰にも咎められなければ、なにをしてもいい

と、彼が思っているのだから、強制的に、第3者を介入させればいいんだ。


近所に助けを求めてもいい。

隣近所に助けを求めても、応じてもらえなければ、もう少し離れた家に助けを求めればいい。

彼の職場に、SOSの電話をしてもいい。

彼の職場に、「怒鳴られて怖い。止めてくれない」と、SOSを出せばいい。

彼が、その素行をばらされたくない相手に、SOSを出して助けを求めればいい。

彼が、その素行を止めるまで、それを繰り返せばいい。

「誰にもバレないから」「誰にも知られないから」

好き勝手に怒鳴りつけてくるのだから、

「誰かにバレる」「誰かに知られる」ようにすればいい



そうすれば、彼は「誰か」にバレるのを怖れて、怒鳴ることを止めただろう

彼の行為は、「誰にもバレない」「誰にも知られない」ことが前提 で行なわれていたのだから。



彼の行動の抑制力となるものを、使えばよかったんだ。
親や兄弟が、彼を抑制しきれないならば
「親や兄弟に代わるもの」を用意して、それらに抑制力を発揮してもらえばよかったんだ。
彼を抑制するものが何もなく、誰も彼を抑制できなければ、
彼を抑制できるものを、用意すればよかったんだ。

彼の評判や、職場での立場や、近所の目など関係なく
助けを求めればよかったんだ。

彼の評判や、職場での立場や、近所の目を考慮して
彼の仕事に迷惑かけないよう、配慮していた 優しい自分 が 間違っていたんだ。
配慮ミスを犯した。
まず、一番大事にしなければいけないのは、自分の心だった。
一番大事にしなければいけなかったのは、自分の感情だった。

彼に、言い返してもよかった。
彼に、「いま。こんなに辛い。」「辛い理由は、あなたの言動」「辛い原因はあなた自身の言動」
「一緒にいたいのに、怖くて逃げ出さずにいられない。そうさせているのはあなた。」
と、きちんと伝えればよかった。
否。
きちんと伝えてたな。

きちんと伝えてたけど、その行為を認めず、止めることも、省みることもしなかったのは、彼だな。

驕り昂ぶり、なにものよりも優先されてしかるべき、と信じ
批難や批判を、まったく受け入れず、無視した挙句に、傲慢に振舞ったのは彼だな。




悲しいなぁ。
悔しいなぁ。



あの当時、SOSを出した相手には、
ことごとく「彼に注意するなど出来ない。わが身が可愛いからそんな無謀なことをして、火の粉を被りたくない」と脱兎して逃げられた。
それはもう、ことごとく逃げられた。
「そんなことしたくない。あの人、怖いからヤダ。関わりあいたくない。」と、私の実の親も、着物の裾を絡げて、一目散に逃げ出した。

私は、逃げ場を失った。

寸前

2017年11月9日 夫のこと


死にたかったんだ


夫とずっと一緒にいたかった


死ねばずっと一緒にいられる


少なくとも別れなくていい    そう思ってた


苦しくて つらくて かなしくて


打破できなくて どうしようもなくて


そこから逃れるために 死ぬしかなかった


別れる必要は失かったんだよな


愛されているのかどうかわからなくて
訊いても、こちらが満足したり、理解できる
答は得られなくて

夫から、いつ怒鳴られるかわからなくて
いつも ずっと 怯えていて

夫は、仕事でのストレス発散と八つ当たりのために
なにかしら理由を作り出しては、いつも怒鳴ってきてて
一度怒鳴りだしたら、1時間どころじゃすまなくて
延々怒鳴り続けてた。

でも、彼の家ではそれが当たり前で
そういう家庭環境で育ってて
自分より偉い人や、外の人(他人)には、決してそんな素振りは一切見せなくて
それが、あの家では当たり前で

怒鳴ってイジメていい相手からの
口答えや反論は、絶対、許されないもので


増長して、驕り昂ぶった夫を
夫の家族すら、制御できなくなってて


そんな状況で、私に出来るのは、逃げることしか なくて


誰も助けてくれなくて 苦しくて


逃げ続けながら たくさんたくさん 考えて
いろんなとこに相談して
いろんなところで調べて

夫と仲良くやっていく方法を、ずっと探してて


夫と話し合おうにも、話し合いにすらならなくて
いつ怒鳴られるかと、ビクビクしてて、その場に留まることができなくて
逃げ続けた。


最良の答は、別れない、しかなかった。
別れないために、努力した。

でも、病院には行かせてもらえなかったし、
夫も、夫の治療(DV)のために、病院に行くことは拒否した。
夫は、DVしている自覚はなかった。当たり前のこと、普通のことだと主張してた。
でも、第3者のいる前では、絶対に怒鳴ってこなかった。
夫は、夫が妻に対して怒鳴っていることを否定したし、私の頭がおかしいと周囲に吹聴して回っていた。
第3者の目の無いところでは、ずっと怒鳴られ続けてた。
いつ怒鳴られるかわからない状況で
いちゃもんレベルの理由を見つけては、理不尽に怒鳴られ続けてた。

夫の外面は完璧で、夫を知っている人は、誰一人として私の話を信じてくれなかった。
録音したものを聞かせようとしても、聞いてくれる人はいなかった。
いま思えば巻き込まれたくなかっただけだろう。
聞いてしまえば巻き込まれるから。

ずっとつらく悲しかった。

誰にも理解してもらえず
誰にも信じてもらえず

ひとりぼっちで戦ってた。


夫と 別れたくなかった。
どうしたら怒鳴られずにすむのかずっと考えてた。


彼は何がしたかったんだろう。
いつも怒鳴っていたのに
「笑い声があふれる家庭にしたい」と言っていた。
いつ怒鳴られるのかわからない恐怖しかない毎日なのに
どうやったらそんな家庭にできるのか?
「怒鳴らなければいい」と答えたことがある。
「いつ怒鳴られるのかわからなくて怖い」と答えたら
「俺は怒鳴ってない。怒ったこともない。言掛りだ」と怒って怒鳴ってきた。
「いま、怒鳴ってるよ?怖いよ?」と伝えたら、
「コレは怒鳴ってない!」と、顔を真っ赤にして怒鳴り返された。
そこからは恐怖しか感じなかった。
「いま、怒鳴られてて怖い」そうして泣くしかなかった。

夫は、自分が怒鳴っているのや怒っているのが、自覚できない。
普通に話しているととらえている。

でも、第3者に対しては、絶対怒鳴ったり怒ったりしない。
そういう言動も微塵も感じさせない。

私の前でだけ
第3者がいない時だけ
私に対して怒鳴りつけてくる

私が、それを指摘しても
「怒鳴ってない」と主張して、頑として、認めない。

どんなに話し合おうとしても、
「そんなことはない」
「そんなことはしていない」
「怒鳴ってない」
「怒られるのは、おまえが俺の言うことを聞かないからだ」
「おまえが俺を怒らせているんだ。悪いのは俺じゃない。悪いのは、俺を怒らせるお前だ」
という理論展開をし、最終的には
「お前が行っていることは訳がわからない。お前が言っていることはおかしい。お前と話し合うべきことは無い」
という台詞で、話し合いを断ち切られるので
まったく話し合いにならなかった。

手紙も書いてみた。
「なんだこれ?俺はこんなことはしてないし言ってない」と言われ、
ゴミ箱に捨てられた。

なんどもこれらが繰り返された。


だから、家を出た。

話し合いも出来ない
手紙も読んでくれない
怒鳴るのを止めてくれない
こちらの話を聞こうともしない

家に居ても、
いつ怒鳴られるかわかんなくて怖いし
話は通じないし
相互理解のためにできる限りのことをしたけど、これ以上どうしたらいいかわからなくて

家を出た。




いまだから、すこしだけわかったことがある。
最後のころ、もしかしたら、話し合えるようになってたのかもしれない。
「怒鳴らない」っていう約束を守ってくれるようになっていたのかもしれない。

夫のいる家に、帰りたくて帰りたくてたまらなかった。
でも、また、いつ怒鳴られるのかわからない家に帰るのは恐怖だった。
怒鳴られるのが怖くて帰れなかった。

家出してから、何度も何度も帰ったけど
そのたび、すぐ怒鳴られては、家を出た。
怒鳴られなくても、家中の鍵を確かめられる時点でもうダメだった。
以前、家中の鍵が閉められてて、外に絶対怒鳴っているのが聞こえないことを確認したうえで怒鳴り始められてから、「また、人に知られないように怒鳴る準備をしてるのか」としか思えなくなってた。実際に、そうやって怒鳴られてたからね。


最後のころ、もしかしたら、本当に、話し合えたのかな?
そうなってたのなら、戻りたかったな。
別れたくなかった。
夫のことは、ずっと好きだったし、ずっと一緒にいたかった。
でも、怒鳴られるのが怖かったんだ。
いつ怒鳴られるのかわからなくて、身体がガクガク震えて涙も止まらなくて、身動きすら出来なくなってたんだ。
そんな状態でまともに家事なんて出来なくて。
でも家事してないと怒鳴られて。
怖くて動けないのに、「家事できてない」って、怒鳴られて。
ずっと、そのループだった。
そのループに加えて、
夫のストレス発散や八つ当たりのために、怒鳴られてた。
家事がまともに出来てても、「味付けが悪い」「シーツの角が1㎝めくれてる」「こんなもの食べられない」「ココにゴミが残ってる」「ココがまだ汚れてる」等々、いちゃもんつけられては怒鳴られてた。

夫の実家では、それが当たり前だったんだな。
夫のストレス発散や八つ当たりに唯々諾々と従えなかったし、
怒鳴ることを止めることが、夫にはできなかった


夫は怒鳴ることを止められなかったし
私は、理不尽に怒鳴られることを受け止めきれなかった



時間をかけて 話し合いを続けるしか なかったのかもしれない
いまなら、夫の心情を慮って話し合いできた




別れる必要はなかったな




話し合うために、時間が必要なだけだったんだ




いまなら、夫の言った「そんなことはない」が「そんな気持ちじゃない」ってことだとわかるし
怒鳴っているにも関わらず「怒鳴ってない」と怒鳴った時の対処法もわかる。
「いま、怒鳴ってるから? 後で確認するために、いま怒鳴ってるのかどうか録音して明日一緒に確認しよう」って対処すればよかっただけ。
体が震えて涙が止まらなければ、「怒鳴られるのが怖いから、家から出る」って言って、気分転換できるまで、家でしてればよかっただけだ。

まぁ、「何で家出してるんだろ?」「帰りたいけど帰りずらい」って感じたときに
お土産もって「いま帰ったよ~心配かけてゴメンね~元気だった~?」「いない間に反省した? もう怒鳴るのは止めてくれる? また家出したくなるし、日常生活に支障出るから、理不尽に怒鳴るのは止めてよね~」
って、帰ればよかっただけ、って、いまならわかるんだけどね(苦笑)
誰も、それ、教えてくれんかった。

ケンカして家出しただけなんだから、お土産もって帰ればよかっただけなのよ、うん。

それを、お互い、意地張って、謝れないし、帰らなかっただけなんだよね。

うん。ただ、それだけ。

本当は帰れたんだよ。

その方法に気づくのに、時間がかかっただけなんだ。

夫も「帰って来いよ」「帰ってきて」「寂しい」「会いたい」「帰ってきて欲しい」って、
事あるごとに、私に言えばよかったのに
意地張って言わないから、こんなことになっちゃったんだ。
いや、最初のころは言ってたかもな?
でも、「もう怒鳴らない?」って訊ねたら「怒鳴ってない!」って怒鳴るもんだから、
「怒鳴ってるじゃん!」って、私がパニックになって、電話を切って、怖くなって帰らなかったんだよな。


夫は、自分がしていたことが第3者にばれると、しこたま怒られるし拡散するから、第3者を挟めなくて
私は、第3者を挟むと、離婚話にしかならないから、第3者を挟まなかった。
私の両親は、娘より自分の身が可愛いから、話し合いから逃げた
夫は、夫の両親に何も話してなかった。おそらく、両親に怒られるのが怖かったんだろう。


夫婦喧嘩は犬も食わぬ
夫婦には話し合いが必要


って、ことだったようです。


でも、さ


渦中にいる時は、そんな簡単にこともわかんなかったよ。
DVだっただけに、「逃げるしかない」状態だったし
私も意地っ張りだったけど、私はなんとか夫と話をしようと努力はした。
夫の意地っ張りと、プライドの高さで、話をするところまでたどり着けなくなってて
すれ違いと誤解と慢心で、話し合いが出来なくなってたんだね

最後は、夫がかなり譲歩してたけど
私のほうが、いつ怒鳴られるかわからない恐怖に耐えられなくて、身体の振るえと涙がまだ止まらない状態だった。
一旦帰ったけど、夫が窓や玄関の鍵を確認しているの見たら
「あぁ、また、怒鳴る準備してるんだな。夫が怒鳴った時に、助けが呼べないよう鍵を確認してるんだな」としか考えられなくて、実際、その行為を見た後、怒鳴られた経験があっただけに、そうとしか考えられなくなってた。
夫はずっとそわそわしてて、第3者がいなくなったら、怒鳴るぞ!って、我慢してるのがアリアリと感じられて怖くなった。
本当は、私が居なくならないように、逃げ出さないように、鍵の確認していただけだったのかもしれないし
話し合いをしようとしていただけだったのかもしれない。

確かに「もう怒鳴らないから安心して」と言われた気もする。
でも、そんなの何度も言われてたし、何度も翻ってたし、信用してなかった。

あの時、逃げ出さなければよかったのかな?
あの時、逃げ出すより、括ればよかったのかもしれない。
そしたら、少なくとも、別れずにすんだ。
夫の記憶に、永遠に残った。
夫が、私に何をして、私が何に苦しんで、その選択をしたか、わかってもらえた。


自分の気持ちと直感を信じた方がいい。
少なくとも、自分の気持ちに嘘をついてはダメだ。
後悔するような選択なぞ、しなくていい。

自分の味方は自分だけだ。
他人は、責任とってはくれない。他人の好きに煽るだけだ。

人生の選択は、自分の心が言うとおりにした方がいい。
常識なんて、クソくらえ!
常識どおり、セオリーどおり、清く正しく美しいものだけで構成されているわけじゃない、世の中なんて。
非常識であっても、許されないことであっても、ありえないことであっても
自分の心がしたいことをしよう。
自分より他人を優先するのを止めよう。

自分の人生の選択は、自分の心に従って選択しよう。
他人は無責任なことしか言わないのだから。


少しでも不安があったり、気にかかることがあるなら、その選択は間違ってる。

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