「悲しみや苦しみは、時間によって癒されるのか?」と言う問いは
「どんなに時間が経っても癒されない。」ということがわかりました。

時間は、悲しみや苦しみを癒してくれません。
どれだけ経っても、悲しみも苦しみも、時間だけでは癒されません。

悲しみや苦しみは、なくなりません。

悲しみや苦しみから逃れるには、それを考えないようにするしか方法がありません。
脳に出来てしまった「悲しみ」や「苦しみ」の神経回路を、弱め、細くすることでしか
それらからは逃れられません。

太く強くなってしまった神経回路を弱めるためには、
「悲しみ」や「苦しみ」について考えないようにすることでしか弱まりません。

それに加えて、自動思考を止める訓練を積まなくてはいけません。
Aならば、Bになる という思考を
Aであるならば、Bに必ずなるわけではない。CやDやEになることもある
という思考に変える訓練です。


また、私は、DVを受けていたため、自分の心を守るために、
自己防衛機能が働き、感情がいっさい失われてしまいました。
少しでも感情を取り戻すために、いろんなものに触れました。
美術とか芸術とか自然とか、その当時、触れられるものになるべく触れるようにしました。


変な思い込みも発生しました。
それは、あからさまにどう考えても変なので、
その考えが頭の中に浮かんでも、「こいつはおかしいぜ?」とわかるのですが
DVで認知機能が壊れているため、脳が誤作動します。
これについては、
「そんなことあるわけない。だから、そんなことはおきない。だから大丈夫」
と、発生のたび、自分に言い聞かせてました。
…それでも、恐怖におののくのですがね…


DVを受けると、自己防衛のため、脳の認知機能がおかしくなります。
これを治すのは、至難の業でした。


当時、精神病や心の病の垣根があいまいで
資料も研究結果も、ほとんど端的なものしかありませんでした。
来る日も来る日も図書館を巡り、役に立ちそうな知識を求めて探し回りました。
DVの後遺症が酷く、漫画すら読めなくなっていましたので
本を読む のは並大抵の苦労ではありませんでした。


DVでは、
考える力 判断する力 実行する力 等々、
「自分で判断し行動する」ことができなくなり、生きているサンドバック状態になります。
また、「なにが正しいのか」善悪の判断、行動の良い悪いがわからなくなります。
すべての基準が、「加害者にとって都合が良いもの」に書き換えられてしまいます。
ほとんど洗脳に近いです。
その状態で10年、復帰・復活は、通常の場合では望めないと言われました。

他人には、自己があります。信念があります。
それを無理やり「加害者にとって都合が良いもの」に合わせるには
自我を抑え、考える力も感情も何もかも失くさないと、合わせられません。

そうして、感情を失い、間違った認識でしか物事を判断できなくなっていくのです。

私の場合、この世から消えてしまった方が、自分の心がすごく楽になったと思います。

悲しみ や 苦しみ は、どんなに時間が経ってもなくなりません。
対症療法で、薄めることはできても、忘れることはできません。

考え方の癖を治すことで、心を楽にすることはできます。

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